「沙羅双樹の花の色、聖者必衰の理をあらわす・・・」だれもが聞き覚えのある平家物語の一説です。
冒頭の「祇園精舎の鐘の音・・」の鐘は絶対京都にあるものだと思ってたのは、どうも私一人ではなかったようです。

平家物語の一説 世の中のすべては絶えず変化していて、今,勢いが盛んな者も遅かれ早かれ衰えて終わりを迎えるものとなるはず。
そんな無情な意味の言葉は、長い年月経ってもそれぞれの心に刺さってる小さな棘のようなものかも知れません。
そこに登場する沙羅の花の散り方のいさぎよさが人生の無常観として例えられています。

5枚の花ビラがハラハラ風に乗って落ちるのではないのです。

武士のいさぎよい死に様の哲学にされるほど、凛とした美しい花の姿のまま一瞬にして地面に落ちます。
滅び散る美学を表現してくれる花でもあります。

今年の衣の総柄に登場したのは、まさにこの沙羅双樹の花。
優しい膨らみを持ちながらきちんと整えられた天竺編みの生地に落とされた手捺染の染め。
インクを落とす職人の力加減で発色も違ってくる技法です。
美しく咲き並んだ沙羅双樹をご覧下さい。

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(cm)	S	M	L	XL	XXL
着丈	66.5	68.0	71.5	74.5	79.0
肩幅	40.0	44.0	47.5	49.0	53.0
身幅	44.5	50.0	53.0	55.0	59.0
袖丈	18.0	20.0	21.5	23.0	25.0

素材:

綿100%

※この作品は、総柄の生地を使っています。 その為、裁断上の関係で一着一着 柄の見え方が異なります。 何卒、ご理解いただけますようお願い申し上げます。 ※サイズ表記はあくまでも目安となります。種類やデザイン、素材などにより内容が異なる場合がございます。予めご了承ください。